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日文自己看(72)


「もう一発要る?」
「ごめんなさいっ、僕が见えるし触れる事はわかりましたから殴らないでくださいっ!!」
身构える少女に、僕は慌てて両手をあげる。
もう殴られたくない。
痛みを感じるのなんて、何十年ぶりだろう。
「―――に、してもびっくりしたなぁ。まさか僕が见えるなんて。幽霊になってから初めてだよ」
そう―――僕は、存命している人间ではない。
死して尚、成仏できずにこの世を彷徨う魂魄―――幽霊、お化け、ゴーストと呼ばれる存在なのである。
幽霊になってからは谁の目にも见えず、声も闻こえず、无论、触る事もできなかった。
だから谁かとコミュニケーションを取るということ自体、絶えてなかったのだ。
そのコミュニケーションが、非常に暴力的なものであったとしても喜ばしい。
いや、决して僕がMだという意味ではないけどね。 nwxs10.cc
まぁ、SかMかと言われれば多分、Mなんだけど―――とか、カミングアウトしてる场合じゃないね。
「あ。ごめん。初めまして、僕の名前は―――」
「白水银一郎。1923年9月1日生まれ。1945年3月10死亡。享年21。ジジイね」
「なんで知ってるの?そう、僕は白水银一郎。関东大震灾の日に生まれ、东京大空袭で死んだの。ここでね」
地面を指さしながら、昔を思い出すように颔く。
「で、君は?」
「ミキよ」
「…それだけ?」
「これから消えるあんたに、フルネームで名乗る必要があるとは思えないわね」
「……消える……って?」
「私は、あんたを成仏させる为にやってきたの。ゴーストバスター―――まぁ、除霊师みたいなもんよ」
「あぁ……なるほど。だから见えたのかぁ」
纳得したように颔く僕。
「女子高生除霊师とか、ラノベ的だね」
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「ぺらぺらとうるさいわよ。死んでるクセに」
「あ、それって死者を愚弄する的発言じゃない?なくない?なくなくなーい?」
「殴られたい?」
「ごめんなさい」
ミキの全身から立ち上る杀気に、即座に谢罪する。
「わかったなら、さっさと初め―――」
「いや、ちょっと待ってよ」
「何?」
制止する僕に、あからさまに不机嫌そうなミキ。
「そこはほら、なんで僕がこの世に执着したのか~とか闻く所じゃないの?」
「戦争で死んだ人间に、未练なく死んだ人间なんているの?」
「さらりと重い事言うねぇ」
「てか、兴味ない」
「そっちが本音だね。でも、话した方がすっきりして、成仏しやすくなるんじゃないの?」
僕の提案に、ミキは腕组みし、チッと舌打ちしてから、
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